たくさんの動物に会ったり、象や小動物のショーが見られたり、動物をモチーフにしグッズを売るお店で何を買おうか迷ったり・・・1日中楽しめるバリサファリ&マリンパークから道路を挟んで反対側にあるルビ・ビーチ。地元、ギャニャールの人たちが、儀式やお浄めの際にやってくるビーチです。
ここにくるのは何年ぶりでしょうか。久しぶりにやってきたら、ビーチ沿いにあった魚料理を売るワルンは大潮で閉鎖になり、駐車場のほうに移動していました。こちらには10数軒のワルンが軒を連ねており、ビーチ側のお店が人気でした。
駐車場ではルビ・ビーチで揚がった魚も売られています。地元の猟師さんがジュクンという舟で穫ってきたばかりの魚です。駐車場をぐるりと回ってみたら、バリ島でも流行っているタピオカドリンクを売っているスタンドもありました。飲み物などを売るワルンでは、お浄めに来た人たちが海の水を聖水として汲んで帰るためのプラスチックの容器なども用意されています。
ビーチ側のワルン・インダというお店が満席だったため、次にお客さんの入っていたトゥピ・ルビというワルンに入ってみました。レセハン(座敷)スタイルのお店で、入り口のところで、炭火をおこして魚やサテを焼いています。
いろいろなものを注文したのですが、それほど待つこともなく、一度に料理が運ばれてきました。イカン・バカール(焼き魚)、魚のスープ、サテ、魚の卵を炒めたもの、空芯菜ともやしをサンバルで和えたプレチン・カンクン。これにご飯とココナツジュース2人分でRp134,000というのは、なんともリーズナブル。
マリンという魚をすり潰して棒に巻きつけたサテ・リリッは、パンタイ・ルビの名物。ナシ・セロといういサツマイモ入りのごはんでいただくのが定番です。ナシ・セロは口に入れると、ほんのりサツマイモの甘みがあり、料理の辛さを和らげてくれます。魚の卵を使ったイカン・トゥルール・ニャッ・ニャッという料理は珍しく、外で食べるのは初めてです。ニャッ・ニャッというのはバリ語で水分がなくなるまで炒めることなのだそうです。とはいっても、こちらのお店でいただいたものは汁があり、煮込みのようでした。
ルビ海岸のワルンでは、魚をサテにしたり、つみれにしたり、ペペス(バナナの葉で蒸す)にしたり、スープにしたり、焼いたりと、いろいろな料理法で楽しめます。料金もリーズナブルなので、地元の魚料理を楽しみたい方、魚好きの方はぜひ立ち寄ってみてください!
Tepi Lebih
Lebih Beach, Gianyar
営業時間:9:00-21:30
取材時:2020年2月
内容、料金などは取材時点のものとなります。