バリ島のナイトマーケットと聞くと、何種か思い出すが、屋台など飲食店中心のものではなく、朝の市場の商品をそのまま夜売っている市場もある。肉、魚、野菜、果物、雑貨、朝同様なんでも売っている。もちろん、バリ島は果物のマーケットが大きい。全般的に品種改良もなしに糖度が高い。当たり前だが、南国なので地元で南国フルーツが採れる。
写真のデンパサールのナイトマーケットには、果物屋さんだけで30店舗ほどが軒を連ねている。バリ島のフルーツは色も形も大胆で遠慮がない。代表的なパパイヤやマンゴーは巨大で重く甘い。あっと言う間に、放っておいてもニョキニョキ成長する。バリ島のフルーツは生命力が強く圧倒的な存在感がある。市場では肉や野菜を押しのけてフルーツの存在が目立ち、人間の方が売らせて頂いている立場に見えてしまう。
お祭りの見栄えのよいお供え物に花や、フルーツが多いのは、美しさと生命力を表現するためかもしれないと、勝手に思っています。事実これらのフルーツを食べるとなぜか元気がでる。達成感にも似た満足感で、味とは別に元気も頂ける気がする。だいたい目にも、赤、黄色、緑などの原色が飛び込んでくる。これらは存在そのものの色であり、強く自身を主張している。はっきりした存在を体に取り入れて、意識が少し高まり元気が出てしまう。原色生命といってもいい、こんなフルーツの生命力感にも、バリのスピリチュアル人気の、秘密があるに違いない。是非、お試しあれ!