バリ島の名物料理のひとつ「バビグリン」豚の丸焼き料理です。ツーリストにはウブドのイブオカが圧倒的に有名ですが、7-8年間前より、バビグリンがツーリスト向けの味に成り下がってしまった、と批判してきました。外国人観光客の割合が高く、スパイシーで脂分や焦げ目の多い本来のバビグリンを残すお客さんが現れると、ツーリストに迎合した味になってしまい、海外からのお客様が「これがバビグリンというものか」と見分を広めてしまうのが非常に残念でした。個人的にはあまりおいしいとは思いません。4-5年前のブログでもイブオカのバビグリンメニューを2つに分け、1つはツーリスト用、1つはローカルもおいしいと思う本来の伝統的な味にしたらどうかと、
※上写真 デンパサールのバンジャールグレンチェン
ネーミングを①現在のスペシャル辛くない塩分控えめの脂肪分すくなめのもの「イブオカ・インターナショナル」②新メニューとして「イブオカ・トラディショナル」もっとショッパイ、辛い、脂肪分も多いガッツリ系、インドネシア人のツーリストも②が単純においしいと感じると思います(私も)ただし創業者のイブオカさんはそれをわかって外国人ツーリストが全部食べれるように、健康に気をつかって現在のスペシャルにしてあるので強くはいえませんが、せめて新メニュー「イブオカローカル」で対応して頂きたいと思います。お願いします!・・・・・と余計なお世話にもブログに書きました。
※バビグリン・バンジャールグレンチェンの店構え
と、いっても「伝統」とは次々に消え去るもの、食べやすいツーリスト用のバビグリンはも広がっており、最近はインドネシアでも健康ブームがはじまりかけ、塩分や油分やスパイシーに関して注意を払う人も増えてきています。本来の「バリ家系濃厚ガツン本格豚味のバビグリン」は南部エリアでは減っています。
ツーリストローカルも、おいしいバビグリンを食べる機会が減っているとは・・・・トラディショナルなバビグリンで、バリ島の人気店は各地域にあります。できるだけ、ツーリストが来ない場所で、かつローカルに絶対的に支持されているお店。ただの田舎にある、お祭りのお手伝いのついでにお店をひらいているのではなく、バビグリン専門でプロフェッショナルなお店、かつ、できるだけ昔からあるお店・・・いつくか思い浮かびますが、観光とは関係なしで最も大きい街・・・・デンパサールですね。
上写真のデンパサール・バンジャールグレンチェンはデンパサールでも悲観光系のトラディショナル・バビグリンの最右翼。写真をみてください。昔のバビグリン屋さんは、こんな感じで家間隔で座って食べましたね。バンジャールグレンチェンは主な駐車場もなく、ほとんどローカルのお客様。かつ朝から晩までお客様が多い。
見た目もツーリストに恰好つけるような店構えではない。
味もまた、ツーリストに媚びるようなものでもなく、長年真剣勝負で地元客を引き付けてる。デンパサールの「バリ家系濃厚ガツン本格豚味のバビグリン」である。
個人的に上部位がバビグリンのメイン部位だと思っています。単に好きなので、
いらっしゃいませ!デンパサールの中心の中心なので、クラトンっぽい家があったり、少し歩くと昔からの建物でシンガポールっぽい建物通りもあります。
お店の中はこんな感じで、「むかしのバリ」という雰囲気で、また通りの車やバイクがバンバンとうっています。そんなデンパサールの街の喧騒を感じつつ、バビグリンを頂きます。
ジャジャーン!メニューはなく盛り方や量は注文できます。ミニマム25,000ルピア位が多いでしょうか。「塩気」「脂身」「油」「旨味」の濃度などが「ガツン」の招待でしょうか?ラーメンと同じですね、ダイナミックにしたければ、ごはん増しや、メイン肉増し、ソース増しなどにしたらいかもしれません。若い方は、すべて増し増しの「ブサール」大盛、を注文すべし!バビグリン・バンジャールグレンチェンは、本来のバビグリンの味を継承していると思われます!