バリ島のみならず、インドネシアで庶民の外食本命はナシチャンプル屋さんでしょうか。ライスと各種さまざまオカズが並べてあります。弁当屋さんや定食屋さんのようなもの・・・特徴としては温めなおしはしないで、そのままお皿に盛りつけるので、気候もあり塩分多めになります。
日本では減塩が盛んなので反対方向ですが、ナシチャンプルを食べつけると、その若干の塩度の高さに、はまってしまい、他の日本料理や西欧料理より「ガツン」とくる味を求め、ナシチャンプルが一番美味しいとさえ感じてしまいます。(パダン料理も同様)塩度だけではないのですが、日本に帰国しても1週間経つと、ナシチャンプル食べたいと思うのです。
バリ島に住めば多くがナシチャンプルとビンタンビールが催行と思ってしまうかもしれません。今回のナシチャンプルのお店はジャワ風です。ジャワ風とか、スマトラとか、メダンとか、それぞれ出身地域のナシチャンプルのお店を出しています。
ちなみにバリ風とはバビグリン屋さんのような豚を中心とした肉のオカズのお店で、野菜が少なめですが、ラワールがあったりする店と、かってに思っています。
漠然とムスリムっぽく、甘目なお店はジャワ風と勝手に思い込んでいます(本当はジャワではないにしても)この種類のお店は最も多く、野菜も魚の種類があり、近所に1件はジャワ風のおいしいお店があるととても便利です。
1点ジャワ風のお店でもったいないのは、ビールなどのお酒がのめないことです。しかし、ジャワ風のナシチャンプルはビールで十分おいしい肴が多いのですが・・・今回のお店はデンパサールよりのクロボカンで、ローカル率98%と思われる客層なので、飾り気なしのガチンコ、中身のオカズで勝負な店です。このお店最大の特徴はビュッヘ形式で好きなおかずを自分で選び、量も調節できます。
また、野菜にしても魚にしても種類が普通のお店の数倍はあり、多くから選べます。それでいて小さなナシチャンプル屋さんのローカル価格と同じくらいです。それぞれのオカズ1品の量や部位の調整も自分でできるので、最終的には最も食べたい感じの盛り付けになる可能性が高まります。
たとえばこのお魚は少しだけで小さいもの、このお肉は一番大きいもの、この野菜炒めはキノコ中心にすくうなど、
明らかに普通のナシチャンプル屋さんより有利で、ナシチャンプル・ビュッフェといった感じです。
また、また、最後にクア(スープ)をかける場合も、何種類のスープを好きな分量だけかけられます。普通のナシチャンプル屋さんでも、リクエストできるのですが、恥ずかしく、めんどうなので、
本当に好きなな感じにクアはかけられません。ナシチャンプル経験ではじめて、魚のスープとお肉のスープとカレースープをかけました。スープは無料ですが、味は十分しみているので、無料スープの充実をお勧めします。ライスとオカズ1品にいろいろなオカズのスープをかければ、
1回、100円程度で、ナシチャンプルジャワ風の味をだいたい感じることが可能です。
とくにこちらのお店は魚料理の種類が多く自慢だと思いました。野菜も盛り付けてある大皿が少なくなると、すぐ次の野菜料理が運ばれてきます。こんなナシチャンプル屋さんが家の近くにほしいです。