バリ島にホテル史などという分野が、将来設けられたとしたら、初期から中期にかけて、小規模アコモの「御三家」というものがあっても面白いと思われます。個人的にはサヌールの「タンジュンサリ」ウブドの「テガルサリ」、同じくウブドの「アラムジワ」を御三家と推薦します。それぞれ、バリ島旅行者のヘビーリピーターなら、宿泊体験があるか、もしくは大型ホテルでなくとも名前がどうしても耳に入るアコモ。
日本語では隠れ家宿といってもよいかもしれんませんが、世界中の各地にリピーターのファンが散在している、その意味では小さくともグローバル&インターナショナルなアコモかもしれません。御三家・・・・といえば「郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎」を思い浮かべますが、皆さんは如何でしょうか?西郷輝彦や舟木一夫を思い出した方もいらっしゃいますね。
上記写真の御三家アコモは「テガルサリ」です。ウブドの田園ビューホテルを代表する超人気ホテル。つい最近まで旅行会社に営業せず、直接予約(主に電話のみ)でした。それで常に満室のホテルでした。
上記の写真は2番目のご紹介する、御三家の「アラムジワ」テガルサリと同様、最近まで代理店やWEBからの予約はあまり受け付けず、電話予約か、次回は半年後、1年後にくるので、とリピーターさん達がチェックアウトの際に予約してしまうことで、かなり予約が埋まってしまった、という伝説の超ホスピの超人気ホテルでした。
テガルサリとアラムジワの田んぼは、なんと同じ田んぼで、最近、そこにモンキーフォレストのパーキングの一部開発が進み、時代が変わった感もありますが、スーパーアコモ健在の感も残っています!
テガルサリの広大な田園をみわたせるビューも凄いのですが、アラムジワの2階部分のテラスはオープンリビングになっている部屋があり、豪華な家具は何一つありませんが、「最高のリゾート空間」を創っていた奇跡のリビング、大げさな表現ですが、このすばらしさを世界中のヘビーリピーターが体験して同様な感想を記しています。以前のアラムジワのブログ
そして、3番目の御三家は、バリ島ホテル創成期に誕生した「タンジュンサリ」このホテルには、現在のバリ島リゾートの源泉を観ることができます。バリ島のリゾートがどのようにして誕生したか、バリ島のホテルに興味をもったなら、宿泊し、観なければいけないホテルかもしれません。
タンジュンサリは御三家であり、生ける伝説としても、ギャラリーとしての価値もあります。おすすめはビーチサイドのバーやビーチに常設している座れるバンブーなどがある空間です。このラグジュアルなリゾートのビーチサイドは「最高にザ・リゾート」であって、宿泊しなくてもカフェやバーだけでお茶をしてみてください。バリ島にホテル史があることが確信できますよ。