ムラスティからニュピへ

今年のニュピやムラスティには数十年ぶりといっていいほどの特別な意味があるように思えます。昨年末からのアグン山の問題は噴火前や噴火最中は心理的にお祭り騒ぎの側面もあったことは否定できません。

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バリ島の観光業界全体は大きな打撃をうけ、さらに現状、完全に回復したとは思えない。前回の50年前の噴火では経済的な大きな損失もあり、

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翌年、バリ島は不安定な生活を大きな混乱を迎えることになります。この疲弊したバリ島を救う意味でも復興と観光客の増大をめざし、

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デンパサール国際空港の構想の動機となったともいわれています。こんな危機感から、大きな混乱をさけ、大不景気を乗り越え、新しい道が開ける、

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ための祈りも込めて多くの参加者にとって特別なニュピやムラスティであるに違いありません。

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今回もクタビーチのムラスティをみさせて頂いたのですが、この日にはバリ島のたくさんのビーチや湖で朝から晩まで(地域によっては次の日の早朝)タナロットのムラスティもよさそうです。

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サヌール方面パダンガラックの早朝のムラスティも凄そうなどと、限りなくたくさんの場所で行われています。

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ただしジンバラン、クタ、チャングーなどで夕方からいくと夕陽とのコンビネーションで、サヌールからチャンディダアなど方面は朝陽とともに観られます。

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写真はクタビーチの15時ごろ、ちいさな女の子がビーチで素朴に遊んでいました。

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ムラスティのスンバヤンには特に多くの花飾りを観ることができます。

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ビーチの入口から各村ごとに行列が進んできます。このデサ(村)には、いくつものお寺(プラ)があります。お寺にはご本尊(宝)があります。

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複数のお寺の宝をビーチに運んで、村単位で1つの祭壇にまとめます。こちらは中心の祭壇に各村から運び込まれるお供え物をまとめています。

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こちらは恒例の女の子のダンスの恰好で行列してきます。

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このようにショーアップされている踊りがあるのはクタビーチだけではないでしょうか?観光客を意識してこのようなスタイルになってきたのかもしれません。

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お寺のご本尊を運んできたイブ(大変な役目)

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女性がご本尊やお供えものは女性が運んできます。男性は。。。。。

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男性は地域によって違うのですが、クタは神輿、これは日本と似てますね。

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海側に降りて歩いてきますが、自分達の村のポジションで砂浜の高い場所まで神輿を担がなければいけません。これが最大の男の仕事。

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到着後、村の祭壇をつくります。そして自分の村の祭壇周辺に座って待ちます。

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こちらはムラスティのクタのこどもダンスの出場者です。

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こちらもダンスグループ

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ある年齢になると、さそわれて踊りを短い時間で習うそうですが、

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南部エリアには小さいころから当たり前のようにダンスするチャンスはあるそうですが、こちらは子供会のようなものでしょうか。

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またまた次の神輿がやってきました。

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たんなる砂地の段差ですが、神輿となると大変、今までの行進の最後の力を振り絞ります。男達の顔がゆが苦悶にゆがみます。

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最後のパワー、一、二、三!!短いけど、心臓破りの坂といったところ、

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村によって違いますが、神輿をあげて、到着したとき、ガムランの楽器隊がかなり大きな音で、かなりレベルの高いガムラン打楽器します。近くにいると、この打楽器の勇猛さだけで、感動します。というよりよい意味で、音色に酔っぱらうのです。「ぐらー」ときませんか?

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祭壇の中心では神輿がならべられて、大きな祭壇が形成されます。

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この大きな各村共有の祭壇に何人ものお坊さんが入れ替わり立ち代わりします。

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神輿 このおおきな祭壇の前に大きな共有(中心的な)お供えものスペースがあり、ここに他のお供え物をもってくるべく、多くの女性が入れ替わり立ち代わり、こちらにやってきます。

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この日は曇っていたのでこんな海の色とセントロ

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祭壇の中心へ向かうイブイブ

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大祭壇を守るマンクー(お坊さん)

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お供え物をささげてきた帰り

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ピークタイムには大勢のイブイブがお供え物置き場に集まります。(若い女性も)この場所は今回のセレモニーで最も神聖な場所となっています。

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何人かの女性だけ海へ・・・・・

Traveling in London (9)

そしてニュピ(静寂の日)の準備へ

このあと、メインイベントのみんなでお祈りの時間ですが、ここで大雨が降り始め、ムラスティの参加者の多くも一時ビーチうしろのホテルやレストランに避難、結局雨は降りやまず、お坊さんや一部を除き、このあと実質的に解散に向かいます。さあ、それでも、ニュピの準備のはじまりです。

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今年も夕陽と景観が撮れなくて残念ですが雨宿り先で、雨の中の人々を観ることができました。

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雨の中ダンスを終えて、ビショビショで早歩き

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お母さんと一緒に傘にはいる男の子

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お父さんさんと一緒、あたりまえですが、愛情が伝わってきます。

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どしゃぶりだ!みんなではやく!

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こんなにずぶ濡れだと、バイクの風がしみる。。。家族全員4人乗り

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雨宿り

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傘は便利

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雨宿りへ急ぐ女友達

ムラスティがバリ島中のビーチや湖で終わりました。次にはオゴオゴです。そしてニュピ。1年で最も大切な日=ニュピ、この日の前には最大規模のダイナミックなセレモニーを重ねます。ニュピは何もしません。静寂の日

ムラスティからニュピへ2018のご感想はこちら


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