バリ島の東部に位置する村「シドメン」、上記写真のようにアグン山がアップで観える村。
アグン山はバリヒンドゥー教の最も大切な聖地。
その山の梺に位置する村「シドメン」
太陽が昇る前でも明るく視界がある。
しかし直接、太陽光線に照らされた山は、形容ではなく、命が吹き込まれるような瞬間がある。
くすんだ色から、一瞬でカラーになるのだが、それだけではない、「ざわ」と一瞬揺れ動くように見える。
この瞬間のあと、すぐに、空気がながれ、鳥達の鳴き声が多く、大きくなる。
暗く、物質のように感じられたモノクロの山々が、一瞬でカラーで動きのある、音のある(なんだかさわがしくなる)まさに一瞬で「生命」に変容する。
こんな経験をすると、太陽が神そのもののように、大地や大気に命を与えていると感じてしまう。
そんな爆発的な生命誕生の様子をアグン山は毎日眺めている。シドメンはそんな場所かもしれません。