新型コロナウイルスが、バリ島で感染拡大して以来、バリヒンドゥーの儀式の多くが中止されたり、制約を受けながら行われています。
ガルンガンとクニンガンの儀式でも、将来、マスク着用姿の写真が、コロナ禍であった時代の証明になるに違いありません。
バリ島の実質的倒産件数や失業率は、世界トップクラスであることは想像できます。儀式において、ペンジョールやお供え物などは、頻度が高く大きな出費ですが、
これだけ維持して、華やかな雰囲気を出しているところに、信仰の底力を感じます。
ガルンガン当日に、早朝から昼まで、村やお寺周辺を、みていましたが、コロナ禍における、経費削減や意気消沈の空気は全く感じさせず、例年同様、明るい挨拶を頂きました。生活苦は明らかですが、神様やご先祖様の前では、凜とした意識でいられるのかもしれません。※撮影後に掲載許可を頂くよう努めています。