バリ島観光について、かねてからの計画通り、7月31日からインドネシア国内からの観光客受け入れがを再開されました。それに伴い島内の観光地や観光施設などもバリ州の定める健康プロトコールに基づいて感染拡大防止のための基準を遵守し、8月1日前後から再オープンしています。
インドネシア国内から陸路または空路にて来バリする再の手続きは以下の通りです。
以下は在デンパサール日本国総領事館からのメールの抜粋になります。
国内観光客がバリ州に入域する際の諸要件に関する通達(骨子)
1 認定機関が発行したPCR検査陰性証明書、あるいは迅速抗体検査(Rapid検査)陰性証明書の提示。
2 同証明書の有効期限は発行日から14日間。
3 有効な同証明書を提示した観光客は症状がない限り同検査の受検が免除される。
4 同証明書を提示できない観光客はPCR検査、あるいは迅速抗体検査を受検しなければならない。
5 迅速抗体検査結果の陽性者は続いてPCR検査を受検しなければならない。同検査結果が出るまでの間バリ州政府が指定する機関で隔離される。
6 PCR検査結果の陽性者はバリ州に所在する医療機関に入院し看護を受ける。
7 検査費用及び入院等のかかる費用は観光客が負担する。
8 すべての観光客はバリ州に入域する前にLOVEBALI(https://lovebali.baliprov.go.id)にアクセスして同アプリをインストールしておかなければならない。
9 観光客はバリ州に滞在する期間、以下の新時代における生活秩序のプロトコールを実践しなければならない。
a マスクの着用
b 手洗い等の励行
c 他者と1m以上間隔を開ける
d 清潔かつ健やかな生活を営む
e くしゃみや咳をする時にハンカチ等で鼻・口をふさぐ
f 目・鼻・口など顔の表面を直接に手で触らない
g 体温計の携行
h 携帯電話等身の回り品を清潔に保つ
i 新型コロナウイルス感染防止に協力する
j 他者との身体接触を避ける
10 観光客はバリ州に滞在する間、安全確保のためスマートフォンのGPS機能をオンにすること。
11 観光客はバリ州に滞在する間、LOVEBALIアプリを通じて体調不良や問題を通報することができる。
12 観光客は本通達の諸要件に従わなければならない。これに違反した場合は法により処罰される。
現在、インドネシア国内では医療機関やいくつかの空港などでPCR検査や迅速抗体検査を受けることが可能です。バリ島内では迅速抗体検査の費用の上限はRp150,000とされています。
インドネシア国内からの観光客受け入れが再開して約2週間。バリ島内の観光地が早速に賑わっているということはありませんが、新聞報道によれば、少しずつングラライイ空港(デンパサール空港)の利用者数が増え、南部エリアのホテルの宿泊率も数パーセントという幅で、上がってきているとのことです。来週はインドネシアの独立記念日(8月17日)や、イスラム暦の新年(8月20日)などの祝日があるため、今週末からバリ島に訪れる旅行者が増えることが予想されます。
今のところバリ島では、国内観光客受け入れ再開によるとみられるコロナウィルスの感染拡大は見受けられていません。バリ島内の新規感染者数は1日30人から50人程度で、7月に比べると、鈍化してきています。
最近の報道では、海外からの観光客の受け入れ再開は、予定どおり9月11日からとされています。それまでには、インドネシア政府が海外からの旅行者に対して、現在、中止している短期滞在ビザ発給の再開が求められます。海外からの渡航者に対する条件の詳細については未発表ですが、インドネシア国内からのツーリストと同様の条件(認定機関が発行したPCR検査陰性証明書、あるいは迅速抗体検査(Rapid検査)陰性証明書の提示やLOVEBALIアプリのインストールなど)が課せられることが予想されます。