入国規制から一年が経過したバリ島から

ムラスティの花飾り

新型コロナウイルスのパンデミックは、歴史的な大災害ですが、バリ島リゾートにとっても、最も大きい災害となっています。バリ島やインドネシアで入国制限が開始されて、すでに1年が経過しました。過去にもSARSや、2回に渡る爆弾テロ事件、地震、アグン山噴火によってツーリストが激減した時期がありました。

バリ島は過去に大変苦しい想いをした経験をもっています。しかし今回の疫病災害は、全く次元の違う規模と長期化で、1年停滞した現在、まだ収束するか、否かもわからず、バリ島を苦しめています(世界中で)

リゾートエリアや、州都デンパサールのアパートの空室が甚だ多く、田舎に事実上の疎開が進んでおり、交通量は激減し、以前、長時間並んだ銀行は、本店でもガラガラ状態。クタ、サヌール、ヌサドゥア、ウブドなどホテルが密集するリゾートエリアは「廃墟」のイメージが出てしまうほど寂れ、本質的な失業率や倒産は甚だ大きいと思われます。

弊社、サヌール・ダンブリンガンのオフィスは、週1日のみ出勤していますが、周囲のレストランやカフェなどのお店は、多くがクローズしており、弊社の周辺も雑草が多く、蚊が発生し、ついには蛇も出るようになっています。このままさらに1年、新型コロナが長期化すれば、弊社も含むタンブリンガン通りは、本当にゴーストタウンになってしまいそうです。

2019年のように、ツーリストで賑わうバリ島、までに回復するには、早くて5年、さらに10年単位の時間が必要かもしれません。観光回復には気が遠くなる、時間が掛かりそうですが、それならそれで、対応するしかありません。とりあえず生活できるようになることと、少し静かになったバリ島から、新しい生活を探して行こうと思っています。世界同時に疫病災害に襲われ、収束できず苦しんでいるときに、バリ島には、何らかの役目があるのかもしれません。

写真集「BALINESE」※PCでの色彩閲覧をお勧め

疫病・恐慌・戦争・革命・飢餓・未知なる世界に突入

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